17世紀初めのランブイエ侯夫人(1588-1665年)en:Catherine de Vivonne, marquise de Rambouilletのサロンがはしりといわれる。ローマ駐在の外交官の娘として生まれ、イタリアの洗練された宮廷に親しんだ後、フランスに帰国した夫人にとって、アンリ4世の宮廷は非常に粗野なものと感じられた。そこで自宅に教養ある人々を招き、私的な集まりを開いた。そこでは、文学者が自作を朗読したり、文学論、演劇論が交わされるなどした。これを真似たサロンも開かれるようになり、モリエールの喜劇「滑稽な才女たち」Les Precieuses ridicules ではサロンでの気取った会話が痛烈に皮肉られた。 その後も、フランスではヴェルサイユ宮殿などで、女主人を中心にした文学サロンが開かれた。ラ・ファイエット夫人やポンパドゥール夫人らのサロンなどが史上有名。ヴォルテール、ルソーら啓蒙主義の思想家たちもサロンに出入していた。 女主人を囲む文学サロンの伝統は20世紀初め頃まで続き、その様子はプルーストの代表作「失われた時を求めて」にも描写されている。           

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